時々研修で、訪問栄養指導の同行を受けることがありますが、
先日同行された管理栄養士さんが、同行の後半で言われたのが、
「訪問って奥が深いんですね・・・」
という言葉。
1件目のお宅で、私が介護者や利用者さんとお話しながら、
口腔周囲筋群のマッサージなどをさせていただいていると、
「これは何のためにやっているのですか?」
などと質問をされました。
その方の訪問終了後、
「利用者さん前での質問はやめていただけますか?
何かあれば、移動中の車の中でお受けします」
と思わず言ってしまいました。
病院や施設では患者さんや利用者さんの前でいろいろディスカッションすることも多くあるのでしょうが、
在宅ではその言動のひとつひとつが信頼関係につながり、非常に神経を使います。
さらに、介護者の環境や状態に左右されるため、
本人の状態のみでbestな選択をするということは少なく、
そんな場面をみても、前述の言葉になったのでしょうか。
奥が深いですね、と言われて、そうですね、と返しましたが、
病院や施設ももっといろいろな情報を得て、
細かく配慮し、介入することは必要なんじゃないかなと思います。
だから、どんな場面でもどんな仕事でも奥は深いんです・・・。