いつも定期的にうかがっているデイサービス。
開所当初から積極的に関わらせていただいており、
口から食べることや栄養ケア、口腔ケアについてとても力を入れてくださっています。
今日はその定期訪問日。
食前の健口体操は、介護職員を中心にもう恒例。
毎日欠かさず行われており、また介護職員のアイディアで
しりとりをしたり、歌を歌ったり、と声を出すことを取り入れたり、
最後には呼吸リハの意味も含め、風車を吹いていただきます。
常食を食べている人でも、うまく風車が回らない~なんて人もいらっしゃり、
そういう方は、咀嚼や嚥下機能が落ちてきたときには、
意外に「うまくむせられない」ものなのです。
こういった方たちへの予防的介入も大事ですね。
食事は、「利用者さんと一緒に食べる」が基本。
利用者さんだけ食べて、職員はみている(観察?評価?)ということではなく、
一緒に食べながら、観察や評価を行うようにしています。
食欲がないとき、「食べろ、食べろ」と介助されてもなかなかそう簡単にはいきませんし、
逆にみんなで食べることで、食欲が出る、ということもあるかと思います。
介助のペースも一緒に食べることで相手に合わせやすくなります。
「一緒に食べる」ってとっても大事なことだと思うのです。
今日は、一緒に関わってくださっている歯科の先生が食事時間から来てくださり、
利用者さんと一緒に食事をしてくださいました。
普段は、食後の口腔ケアの場面ばかりになりがちですが、
一緒に座って、食べることで、姿勢や噛み方などいろいろなことがみえ、
その後の口腔ケアでも、かなり視点が広がったようです。
こういった支援は、ずっと継続していたいですね。