2日目は、早朝8時から
「プロフェッショナリズムに学ぶ
~transdisciplinaryの概念が浸透した今、
個々の医療職のプロフェッショナリズムを再考する~」
をテーマにした、シンポジウムにシンポジストとして参加しました。
当初より、座長の先生から、
言いたいことを好きに話していいですよ。
と言われていましたが、
そうは言われても、やっぱり武士の一分、ではないけれど、
管理栄養士がやるべきことは、決まっている。
栄養管理を行いながら、嚥下調整食を作ること。
昨今、栄養管理に関心が集まる中で、
この嚥下調整食を作る、ということだけは、どうしても栄養関係者だけの仕事。
ここを譲ったら、おしまいですよ。
ただし、発表をまとめながら、あることに気づきました。
それは、ほとんどの職種は、
個々に評価し、個々に対応する、いわば個別対応。
当然ですが、診断も、検査も、看護も、リハビリもすべてそうです。
しかしながら、管理栄養士は、栄養管理は個々に行うものの、
嚥下調整食、となると、集団給食の視点は欠かすことはできません。
なぜなら、100人の患者さんの食事を100通り提供することは難しいからです。
実は、この集団と個人介入の視点、管理栄養士だけなんじゃないかなって思います。
どんなときに個別の視点が必要で、どんなときに集団の視点が必要か、
そのポイントがずれてしまうと、
実は、課題分析のプロセスや、介入が違ってしまうような気がします。