学会の1日目が終わりました。
今日はランチョンセミナー後に、ポスターセッション、企業展示を見て、
学会の嚥下調整食やとろみ基準に関するシンポジウムに参加しました。
嚥下調整食基準は、2011年に提案され、今年さらに改訂されていました。
最終目的は、病院などで嚥下調整食の保険収載を狙ったもの。
保険収載されるためには、嚥下食とはなんぞや、という基本的なことや
嚥下調整食を導入したことによる効果などを示していかなければいけません。
地域連携や食形態がテーマでのセッションでは、
嚥下調整食の基準作りや、地域での連絡票の作成などが多く、
その中では、嚥下食ピラミッドを採用しているものが多くみられます。
今後、学会としての嚥下調整食基準が決まれば、
その基準を利用しながら、連携を考えていかなくてはいけないようです。
ただしその基準は、脳卒中後の中途障害ということで、
高齢者や認知症、小児などには対応していないということなど
課題もみられますが、
まずはどんな形であれ、保険収載される、という目標に向かって、
私たち栄養士も含めた理解と運用が必要なのだと思います。
最後は、栄養士の交流集会。
さまざまな地域での連携と食形態の統一について。
3人の演者に情報提供していただき、前のシンポジウムも関連させながら、
フロアの栄養士たちとディスカッションしました。