パッククッキングインストラクターの全国交流会がありました。
パッククッキングとは、家庭版真空調理法のことで、
ポリ袋と電気ポットを使ってさまざまな料理を作る調理法です。
病院や施設、ホテルなどでも取り入れられている新調理システムを
家庭でも簡単にできるようにと、工夫されたものであり、
その方法を取得しようと、風人社の編集長であった故山崎幸江さんを中心に
全国に広がりました。
今日はその全国交流会。
災害支援をテーマに、
浜松大学の金谷先生の特別講演などとともに、
私は特別報告として、昨年の東日本大震災の災害支援で行ったパッククッキング講座について
ご報告してきました。
昨年震災後、ある在宅医療関連のMLで、
『石巻でおにぎりと菓子パンしか配給されていない。
高齢者は、菓子パンを水に浸して食べているようだけれど、
何かよい方法はないか』
という問いについて、ご紹介したのがこのパッククッキング。
そして、自分も現地に入り、一緒に行動できた他職種や被災者の方にも
ご紹介することができました。
パッククッキングのレシピ本2冊は完売で、増刷はないと伺っていましたが、
なんと今回、パッククッキングレシピとともに、
震災調理「救命パッククッキング」として書籍が誕生。
1冊で表と裏で、通常のパッククッキングと救命パッククッキングで
2度おいしい感じ。
災害時にわずかな材料、物資でもできる工夫も満載。
ぜひ、手に取ってみていただきたいと思います。