第94回厚木栄養サポート研究会は、
『病院からの退院調整~口から食べるでつなげる~』
地域に「つなげる」という立場で、
東名厚木病院の摂食・嚥下療法部の芳村直美さんに、お話していただきました。
急性期病院でありながら、
早期からの経口摂取にむけて取り組んでいる東名厚木病院の摂食・嚥下療法部では、
「食べられるようになったのは患者さんの努力」
「食べられないのは、私たちのスキル不足」
を合言葉に、日々奮闘されている様子。
入院中からの積極的な関わりから、退院支援につなげるというプロセスでは、
意外にもあまり清書には記述がないとのこと。
同じ厚木地域ということもあり、退院先関係者の一部である私たちは、
退院合同カンファレンスに参加したり、入院中の食事に立ち会う機会も増えています。
講義の中の事例から具体的な入院直後からの介入とその変化をみることもできました。
在宅の患者さんの急性期の状態を知ると、かなり重度だった方が
入院中の介入でずいぶん変わるものだと感心させられます。
芳村さんたちが地域につなげようと奮闘されているからこそ、
私たちはきちんと「つながる」ように努めないといけませんね
。