先週の神戸市老人福祉施設協議会の栄養士・介護・看護の合同部会の研修会では、
予想以上の参加申し込みにより、急遽会場変更することになるなど、
多くの方に参加していただき、
施設や在宅での摂食・嚥下障害の観察や評価方法についてお話させていただいた。
ひとつの施設から多職種が参加し、同時に同じ話を聞くことは
非常に効果的であり、その後の展開も早く進みやすい。
今日は、第3回大田区・品川区の栄養士の会にお邪魔してきた。
病院、老健、特養とさまざまな施設から、栄養士が参加。
東邦大学医療センター大森病院にて、
「在宅の現場から病院、施設での栄養管理について考える」と題して、
お話させていただいた。
病院栄養士時代に行ってきた退院指導を思い出しながら、
現在関わっている在宅の現状などについてお伝えし、
継続できる支援の仕方について考えていただけたのではないかと思う。
「まだまだお互いを知ることからなんです」と謙虚にお話される主催者でしたが、
こうやって、研修会を通じて、顔のみえる関係は出来上がってくるはず。
講演後の後半は
各施設の食事基準を持ち寄り、嚥下食についての情報交換会。
途中退席してしまったが、きっと地域連携につながるよい情報が共有できたはず。
今後の展開に期待です。
こういった小さい単位でのネットワークは患者・利用者への直接的な支援につながる。
地域連携がキーワードの研修会は増えてきており、
どの職域であれ、「同じ地域で働いている」と思えば、
どのように情報共有するのかを考え、
と同時に、情報共有するためには、
みんながある程度同じスキルをもっているということも重要である。
だからこそ、こういった研修会を企画する意味は大きい。