平成23年が終わろうとしています。
今年は、1月の五島塾での出会いをきっかけに、
訪問栄養士ネットワークを立ち上げることができました。
訪問栄養士ネットワークを通して、
意外にも、既存の研究会などに属していない訪問栄養士や、
医療機関や福祉施設ではなく、歯科医院や薬局に勤める栄養士がいるということを
知りました。
医療や福祉に関わる栄養士は、病院や施設だけではない、ということと、
訪問栄養士の根本的な在り方について、再度考え直すよいきっかけになっています。
相変わらず、訪問栄養士のスキル、環境、法制度など課題は多くありますが、
これらの課題を解決すべく、来年も継続して取り組んでいきたいと思います。
3月にあった東日本大震災では、石巻や気仙沼への支援を行いました。
ボランティアナースの会キャンナスや日本栄養士会、
気仙沼摂食・嚥下コミュニケーション支援等
さまざまな組織と関わることで、組織体制の在り方、
災害支援へのスキル等についても考えさせられました。
特に、管理栄養士、栄養士の災害時の判断力、行動力、組織力の弱さは、
栄養サポートチームの一員として機能しているのだろうかと不安になるほど。
いかに、普段、チームに他職種に守られているのか
ということを痛感した人もいるのではないでしょうか。
こうやって振り返ると、
自分自身の考え方や想いを確認し続けた1年だったように思います。
あっという間に過ぎた1年ではありますが、
今年確認できた自分の想いを大切にし、
来年もその取り組みを継続し、
さらに向上できるよう、パワーアップしていきたいと思います。