調剤薬局の経営者が集まるセミナーに参加してきました。
NSTメンバーに薬剤師が入っているように、
薬剤師と栄養管理はかなり重要になってきていますが、
いざ地域での連携となると、まだまだ未開発の分野のように思います。
私たちも、この2年くらい、ようやくある調剤薬局と連携し、
月に2回薬を取りに来られた患者さんに栄養情報を提供するようになり、
定期的に栄養士が調剤薬局にいる、というだけで、
食に関心を持っている患者さんへのサポートが少しできるようになってきたのではないかと思っています。
参加された薬局の経営者の方々には、
栄養士を雇用しているけれども、
栄養士としてではなく、販売員や事務職として使っていることが少なくなく、
もっと、栄養士という資格を生かした業務を見いだせないかと考えているようでした。
私は、栄養士として、管理栄養士として、
こんな仕事ができる、ということを示し、
かつ、薬局での栄養士は、病院や施設に勤める栄養士とは異なり、
さまざまなスキルが必要になってくる、ということもお伝えしました。
今回は、経営者にまず薬局の栄養士ができることやその可能性を知っていただき、
今後の栄養士教育につなげていけたらと思っています。
しかし、よく周りをみてみると、いろいろな場所に栄養士が存在していることに気づきます。
これら少数派の栄養士の活動の場を広げること、
これも大事な仕事であると再認識しました。