秋の研修シーズンも終わりに近づきつつあり、
今年も残すところあと少しとなりました。
通常業務に加えて、外へ出るということはなかなか大変ですが、
摂食・嚥下、嚥下調整食、地域連携、在宅訪問栄養指導などをキーワードに、
いつも多くの方が参加してくださいます。
対象者も医療福祉関係者以外に、一般の高齢者の方もいらっしゃり、
今の仕事を始めた頃の「地域から情報を発信したい!」という思いを実現している実感を得ています。
特に、一般の高齢者にとっては、非常に現実的な介護問題を抱えていることも少なくなく、
その具体的な支援や関わり方を直接お伝えできるということの喜びを感じます。
先月から新規で訪問させていただいている利用者さん宅には、
2009年に出版した三輪書店の
「在宅生活を支える!これからの新しい嚥下食レシピ」をもっていてくださり、
その本をみながら勉強していたんだと嬉しい言葉もいただきました。
その方は、胃瘻から経口摂取へ移行中であり、
すでにほぼ3食経口摂取となりつつあります。
こうやって多くの事例との出会いをもちながら
「地域から情報を発信する」というスタンスを変えることなく継続することは、
その地域づくりにつながるのだと信じています。