最近、在宅でかかわっている利用者さんに、
胃瘻造設者が多くなっています。
胃瘻になった方が退院し、
その後から在宅フォローするというパターンだけではなく、
在宅で経口摂取していた方が、胃瘻を勧められ、
胃瘻造設し、退院してくるパターンも。
ほんとうに、胃瘻は必要なのだろうか。
胃瘻になったその後のどんな展開が待っているのか・・・
いろいろなことを考えます。
実際に、胃瘻にして退院後も継続フォローできたからこそ、
適切な栄養補給を行いつつ、
全身状態が安定し、再度tryした経口摂取は順調に進むことができ、
胃瘻との併用、もしくは3食経口摂取に戻れている事例も少なくありません。
この場合、誤嚥性肺炎患者や経口摂取不良患者にとって、
末梢からの栄養補給では限界もあり、
今後の展開を考えた時に、胃瘻の選択は「良」の結果となりました。
一方で、
経口摂取量にむらがありつつ、
何度も胃瘻造設を勧められている利用者さんとその介護者。
胃瘻の適応とともに、終末期の対応について真剣に考えていました。
胃瘻はある意味強制栄養補給。
前述のようにメリットも多いことは十分知っているが、
在宅という環境であれば、
今目の前のことだけではなく、
最期をどうやって迎えたいか、どうやって支えたいか、
それも、大事な要素になると思います。