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2011年 08月 22日
第84回の厚木栄養サポート研究会は、
上記テーマ「がん患者に引き起こされる摂食・嚥下障害」 講師は、いくつもの国立病院栄養室を経験されている杉山真規子さんでした。 杉山さんは、国立がんセンターをはじめ、 数々の病院でがん患者さんと向き合ってきた経験をもち、 その経験をもとに、非常にわかりやすい講義をしてくださいました。 がんは、いまや2人に1人がかかる病気であり、 特別ではないということ。 がんの治療と言っても、進行期や緩和ケアなど、 さまざまな時期があるということ。 がんの治療には、外科療法や放射線療法、薬物療法などの局所療法と 抗がん剤やホルモン療法などの全身療法に分けられ、 これらの治療を組み合わせて、 個々にベストな治療を行う =がんの集中的治療が行われているということでした。 テーマにあるがん患者に引き起こされる摂食・嚥下障害は、 1)がんそのものによる要因 2)がん治療の副作用による要因 3)がんの症状による要因 4)加齢などその他による要因 があり、治療や症状の長期化により、 さらにQOL低下につながりやすい特徴があるため、注意が必要です。 講義の中では、この4つを整理し、 どの部位のがんであるのかということと、 それにどんな治療を行っているのかにより 出てくる摂食・嚥下の違いなどについて説明していただきました。 病院栄養士時代、 耳鼻科を担当した病棟で関わらせてもらった患者さんに対し、 病棟食堂で、卵かけごはんや焼きそばを作ったりしたことを思い出しながら、 脳卒中などの嚥下障害とは少し異なる対応を求められることや 食事だけではなく、やはりここでも口腔ケアや食環境など トータルで支援することの大切さを再確認しました。 副作用は予測し、対応することで、 食欲不振などを少しでも防ぐことができるということ。 匂いが出にくいように温度をさげて食事を提供することや 酢の物などさっぱり食べられるメニューを取り入れること、 おいしさは、味だけではなく、食感なども配慮することなど、 具体的な対応も教えていただきました。 在宅でも、がん患者さんと接することがありますが、 広い視野での食のトータルな支援は、やはり重要であり、 「おいしく食べる」はどんな病気にも、どんな時でも必要だと思います。 さて、次回は、『災害・復興支援と栄養ケア』 です。
by peach-atsugi
| 2011-08-22 19:25
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