8月からお二人の方が訪問栄養指導を中心とした
地域栄養ケアサポート事業に参加しています。
http://www.taberukenri.com/ns_plan.html
導入コースは、5日間のコースであり、
初日のオリエンテーションを終え、
残りの4日間は、訪問同行していただきます。
今日は、訪問同行の初日でした。
最初のオリエンテーションでは、
訪問栄養指導に関する仕組み(医療保険や介護保険)についてお話しします。
かつ、個人でやるのか、グループでやるのか、病院から出かけるのか、
在宅専門診療所から出かけるのか、により、
その請求の仕方や仕組みは異なります。
ここでは、参加者の職場環境に合わせて相談に乗り、
一緒にその地域での仕組み作りについて考えることができるということが
最大のメリットかもしれません。
訪問同行では、対象者はどんな人だろうか、
どんなふうに栄養指導するのだろうかと、
さまざまな思いを抱いて参加されると思いますが、
訪問栄養指導対象者本人とともに、それ以上にしっかり見て、感じてほしいのは、
在宅という生活空間や、介護者の思いや対応(介護力)についてです。
どんなふうに関わるかどうか、
いわゆる専門的栄養ケアやプランニングは、おそらく臨床経験があれば
それほど難しくはないかもしれませんが、
具体的にどのように提案し、つなげていくかは、
その介護力により、ずいぶん異なり、
同じようなタイプの利用者さんでも、介護者が異なればプランニングが異なる、
ということを感じてもらえたのではないかと思います。
講演や研修会などでは、聞けない、感じることのできない
現場での臨場感を味わってもらえると嬉しく思います。
本物の訪問栄養士を増やしたい!
どんな形がよいのか、いろいろ悩みました。
時間もお金もかかるけれど、
やっぱりじっくり向き合いながら関わっていきたな!
そう思っているのでした。