今回も、山梨の古屋先生のコーディネートのもと、
気仙沼へ、摂食・嚥下・コミュニケーション支援に行くことになりました。
今回は5月末の第1回支援、7月末の第2陣支援に続く支援になります。
初日は、8月3日。
お昼前に気仙沼到着後、すぐに特養唐桑園にて支援。
経口摂取者7名をピックアップしてくださり、
そのうち、6名の方の評価とプランを行いました。
唐桑園では、病歴や食事内容、内服状況などとともに、
食事に関する現状の情報を個々にまとめてくださり、
課題がみえ、非常に介入しやすくなっていました。
看護師やケアマネジャー、栄養士とともに巡回し、
一人一人の食環境の設定と口腔ケアなどの評価、栄養や食形態などについて
具体的に提案を行い、
職員の方も、興味深く聞いてくださいました。
その後、急きょ市内の大友病院へ、
前回東名厚木病院の小山さんが介入された患者さんへの継続支援。
患者さんは、毎日エンゲリードを召し上がり、
しかも10分ほどで食べられていました。
なかなか良好です。
経口摂取が順調に進んでいる分、
胸郭の硬さなどが気になり、そのあたりは担当のPTさんといろいろ話してきました。
また、今後エンゲリードからどのように進めるかというところで、
持参したプロキュアプリンを食べていただき、
口腔内の滑りの違いなどを確認し、
それでもなかなかよさそうだったので、
エンゲリードとの交互嚥下などもしながら徐々に進めていくことにしました。
栄養科の協力は、まだ微妙ですが、栄養士も立ち会ってくれ、
今後の展開については、嚥下食ピラミッドの資料を参考に、
市販食品で、進めていくよう、プランしました。
その他、褥瘡、血糖コントロールなど、
栄養管理面では、トータルで介入が必要なため、
そのあたりは、総師長さんにお話ししました。
そして夜は、気仙沼市立病院の褥瘡委員会主催の研修会。
病院、施設、在宅、行政、と多くの方が参加してくださいました。
予定通り、ようやく1日目終了です。