私が今回福井に帰省した理由の一つに、祖父の入院があります。
昨年の夏前から入院をしており、一度お盆の時期にも強引に帰省しましたが、
http://peachatugi.exblog.jp/13093558/
実はその後脳梗塞を発症し、現在はNGチューブにて栄養管理をしている状態。
胃切をしていることから、腸瘻の話も出始めているようです。
帰省後、すぐに病院に向かい、久々に会うことが出来ました。
子どもたち3人には、
『うまく言葉が出ないかもしれないし、寝ているように見えるかもしれないけれど、
きっとじいちゃんには聞こえているから、いっぱい話しかけてね。』
と話していたこともあり、
手を握ったり、体をさすったりして、「じいちゃん、じいちゃん」とずっと声をかけてくれました。
じいちゃんも時々目を開けながら、「う~」と声を出し、
私たちの様子も分かってくれているようです。
全く食べなくなったじいちゃんの口は口呼吸となり、乾燥し、カピカピ状態。
なんとかならんものかと口腔ケアで一時的にはきれいにはしてきましたが、
きっとすぐに同じ状態になってしまいます。
口腔ケアで口腔内がしっとりしてくると、口を動かし、唾液を飲みます。
咳嗽反射もあり、喀出力もある程度もっていました。
「言語の先生が来ると、口もきれいにしてくれるみたいよ」
母の言葉は嬉しくありましたが、自分にはどうにもしてあげられないもどかしさだけが残ります。
離れて暮らしていたこともあり、時々フラッとやってくるおじいちゃんは、
毎回たくさんのお菓子や手土産を持ってきてくれ、
私たち3姉妹にとって、毎回がサンタさんのようなおじいちゃんでした。