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2010年 08月 20日
第74回厚木栄養サポート研究会は、
「家庭医」について、森の里病院の小宮山学先生にご講演いただきました。 小宮山先生は、鴨川にある亀田総合病院で家庭医を実践され、 この4月から森の里病院に赴任されています。 「家庭医」ということば。 まだ馴染みのないものかもしれません。 今の日本の医療は、大学病院をみるように、より専門に細分化されてしまっています。 糖尿病で治療していても、足白癬がみつかれば「では、皮膚科を受診してください・・」と 他科受診を勧められます。 もちろん、専門性が高いから、 より重度な患者を、その専門性によって、適切な治療につながることができます。 その一方で、そこまで専門的でないどこにでもあるような疾患 これを年齢、性別、専門科など関係なく、さらに家族や社会等の背景も含めて診ていく というスタンスのようです。 小宮山先生は、家庭医を小学校と例えます。 『小学校の先生は、すべての教科を担任の先生が受け持つように守備範囲が広い。 中学校になると、教科別に担当の先生が変わり、 さらに高校・大学では同じ教科の中でもより専門的に担当教員が変わる。 家庭医も、小学校の先生のように、基礎医療を担っており、 より専門性が必要な時に専門科と連携すればいい』ということでした。 驚いたのは、産婦人科も対象ということ。 リスクの少ない妊婦に限りますが、38週までの妊婦検診も行い、 産後検診も行うとのこと。 しかも、産後1ヶ月ではなく2週間というタイミングで母乳外来を勧めているというところなど かなりポイントの高い医療を提供しているなという印象でした。 患者さんを診ているベクトルは、 細胞⇔組織⇔臓器⇔個人⇔家族⇔社会⇔文化 マクロからミクロへ確実な診断と治療を行い、点での関わりをするのが大学病院などの専門医。 ミクロからマクロへ患者と供に歩み、線での関わりをしていくのが家庭医。 家族も含めた健康問題の相互関係について考えてくれます。 家庭医の専門を「あなたの専門です」とまとめ、 ひさびさに、楽しくそしてすばらしい講演を拝聴でき、非常によい気分で帰宅しました。
by peach-atsugi
| 2010-08-20 07:03
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