祖父が転倒して入院し、そのお見舞いのため、急遽福井に帰省しました。
84歳の祖父は、長年一人暮らしをしており、山に入り山菜を取ったり、
海に出かけて釣りをしたりと、すっかり独身を満喫。
少し前には、山菜取りに入った山の崖から落ちて、
肋骨が折れていたにもかかわらず、ひとりでよじ登り、近くの人に助けを求めた、という
なかなかのスーパーおじいちゃんです。
そんな祖父が今回の入院では、食事も食べられず、元気がない、
ほとんどベッド上で寝たきりになってしまっている、と両親から連絡が入り、
急遽帰省を決めたのでした。
転倒後リハビリテーションを行いながらも、微熱が続き、
いろいろなところの痛みを訴えています。
病院では、食事前に訪問し、看護師の資格を持つ妹と一緒におむつ交換をしました。
食べていないだけあって、おしっこは茶褐色、臭いも強くあります。
泥状の便も出ましたが、水分取れていないなぁ・・・って感じです。
常に開口し、口腔内は乾燥し、舌もうまく動かないため、
唾液の嚥下に時間がかかります。
食事前に、簡単に口腔ケアとマッサージを行い、食事介助をしました。
みていると、固形物はよいのですが、お茶の嚥下に時間がかかります。
「キュ」「カポン」とのどの音を立てて、お茶を口に溜め込みながらやっと飲み込む感じです。
すぐに、「じいちゃん、グチュグチュお口動かしながら飲んでね」
と声をかけると、
なんだかんだと200ccを飲み干しました。
(なんだ、飲めるじゃん。なんで今まで数口程度しか飲まなかったのかなぁ)
少し覚醒も悪く、微熱もあります。
水分が入れば解決しないかなぁと思いつつ、
食べるときの姿勢や飲ませ方、口腔ケアについて母や伯母に話してきました。
しばらく食べられていないだけあって、身体は痩せてしまっています。
それでも、転倒後リハビリテーションをやらなければと、
毎日がんばっているようです。
でも、リハビリテーションを行っていくならば、
やっぱりしっかり食べられていなければならないのです。
明らかに食べられなくて、レベルが落ちているときに、
リハビリテーションを進めても逆効果では?と思います。
大きな疾患をもっているわけではないけれど、
だからこそ、こうやって落ちてきたときに
しっかり食べられる環境を作っていかなければと思いました。