第1回目の研修会は、
東名厚木病院嚥下チームを講師に迎え
「食事介助のポイントとは?~安全に、そしておいしく~」というテーマで
演習を取り入れた研修会を行いました。
食前の土台、つまり姿勢や呼吸の評価から、
食べるプロセスを意識した評価、食事介助法、とろみ剤の使い方、セルフケアの拡大など、
テンポよい内容で、進めていくことが出来ました。
演習では、講師の伝えたいことを「感じる」ことができるか、
これがとても重要です。
「感じる」ことができなければ、そのポイントは全く理解できていません。
食事介助の演習では、講義で話していたことを再確認しながら、
食事介助の技術力の必要性、難しさを感じながら、
実は非常に専門的である、痛感されたようです。
さて、
今回の演習では、エンゲリードゼリーやふっくらお粥、お茶などを用意しました。
ゼリーは冷蔵庫で冷やして保冷剤で運び、お粥は温めて提供する。
スタッフの機転で、おいしい演習材料の提供となりました。
食事介助の研修会とはいえ、嚥下食を口にしていただくよい機会です。
食べ物は、温度の影響を受け、美味しさや物性は異なってきます。
管理栄養士だからこそのこだわりは、参加者へも十分伝わったようでした。