在宅で関わらせていただいた利用者さんが続けてお亡くなりになりました。
長く一生懸命介護されてきた家族にとって、
大切なひとの「死」は、どのように受け止めるか、
それはどんな最期を迎えたかによって、異なるように思います。
ひとは「死」を前に、徐々に食べられなくなります。
今、高齢者の低栄養が注目される中、
介入の仕方により、低栄養を改善し、ADLやQOLの改善できる事例は
多くみてきました。
一方で、
『ターミナル期での見極め』
これが管理栄養士にも求められるようになってきているように思います。
人生の終焉を迎えるとき、家族や介護者とともに覚悟をすることができるだろうか。
家族や介護者が覚悟を決めるためには、
少し早く私たちが覚悟を決めていかなければなりません。
長く介入すればするほど情も深くなりますが、
こんなときこそ、専門職としての客観的な評価が必要になります。
すべては、利用者のために、そしてそばに寄り添う家族のために・・・。