入院中から情報が入り、退院後すぐに介入するケースが増えています。
入院中から少し情報をもらえるために、
以前に比べ比較的介入しやすくなっているように思います。
ただし、退院時サマリーをもらっても、
入院中から専門職がとらえていたニーズと退院後の本人や介護者のニーズがずれている、
ということが少なくないように思います。
病院ではこんなに介入してこんなに良くなったんだから、
自宅に帰ってもリハビリテーションを継続して・・・なんて考えていても、
おうちに帰ってくればベッドから離れようとせず、
好きなものを好きなように食べる・・・
入院中は積極的にリハビリテーションに参加してくれていたらしいですよ・・・
といわれても、本当?と疑ってしまうくらいです。
でも、おうちってほんとは少しほっとできる場所。
モチベーションを持続させるって、結構難しいとも思います。
こんな場合は、再度しっかりニーズを把握する必要があります。
どんなことを望んでいるのか、私たちはどんな関わり方をすべきか。
本人のもつ可能性とリスク、
介護力や生活環境を考慮しながら、
再度サービス内容の調整が始まります。
あまりにも病院からの指導内容と在宅での状況が異なっていると、
「なんで、病院のスタッフはこんな指導をしたのだろう?」
と思ってしまいがちですが、
入院中には見えないことも多く、
また本人や介護者のニーズは退院すると変わることだってありますからね。
私たちは、いつでも利用者や介護者の強みを探しながら
関わっていきたいと思います。