3月の栄養講座は、
「食欲不振を解決できるか!濃厚流動食の活用法」がテーマ。
http://www.taberukenri.com/data/eiyoukouza21.pdf
担当するMさんが、今月に入り試作を重ねています。
食事摂取量が落ちてきたとき、
私たちがまずやることは、食べられる物を探すこと。
そこには、嗜好だけではなく機能評価や精神状態、
食環境などの情報収集が必要になります。
これらアセスメントは重要であり、きちんと評価されなければ
アプローチ方法も変わってきます。
食事摂取量が低下して・・・そんな相談を受けたとき、
すぐに市販の栄養補助飲料を勧めるのは、少し安易。
他職種だったら仕方がないかもしれないが、管理栄養士ならもう少しこだわりをもちたい。
どんな食形態なら食べられるか、提供する食事を振り返ってみます。
きざみ食だから、ミキサー食だから、食欲が出ないかもしれない。
普通食が出されているけれど、うまく咀嚼できていないのかもしれない。
それでも3食の食事だけでは十分に栄養が取れない場合があります。
胃瘻にこそなっていないが、経口からの食事はほとんどとれず、
濃厚流動食なら経口から飲めるという方もいます。
そんなとき、濃厚流動食をアレンジすることで、
飽きることなく、飲んだり食べたりしていただくことができたらどんなによいだろうか。
いろいろな栄養剤を試作しながら、メニューにより合うもの合わないものも出てきました。
きっとこの研修は、開催する私たちにとっても大きな財産になるはずです・・・。