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2010年 01月 24日
今日は、築地にある聖路加看護大学で、
第14回日本在宅ケア学会に参加してきました。 午前中に『家族支援の実際と家族・専門職のパートナーシップ』 というテーマでのシンポジウムで、シンポジストとして発言するためです。 私以外に、在宅医、訪問看護師、精神病院に勤務する作業療法士、 介護者家族代表の5名が発言しました。 この日本在宅ケア学会は、7割が看護師さんの参加ということで、 管理栄養士の在宅での仕事の実際を知っていただくにはよい機会です。 在宅医からは、在宅医としての役割とともに 多職種連携のキーワードとして『同職種間の連携』、 居宅系施設などを含めた『街角ホスピス』についてご提案がありました。 『同職種間連携』については、管理栄養士同士の病診連携以外にも、 在宅をやっている栄養士同士のネットワーク作りも大切だと感じました。 作業療法士からは、統合失調症の方へのリハビリテーション的な家族支援や 頑張りすぎる介護者への早期介入が重度化防止につながるなどのお話でした。 普段関わることのない少し新しい視点で興味深く聞かせていただきました。 訪問看護師からは、「在宅看取りの家族ケア」として、 在宅で看取るということは、介護者・家族だけではなく、 医療者や介護スタッフ、その周囲の環境(会社や学校、地域)にも 大きな覚悟が必要であるということ、 グリーフケアは介護者・家族だけなく、訪問看護師にとっても大事な過程であること、 などを教えていただきました。 最後に、介護者・家族の立場から、 誰にも話せない介護の苦しみを抱えている現状と 使いにくい介護保険は、誰のための介護保険であるのか、 ということを考えさせられました。 シンポジストにより、そのシンポジウムの価値が異なります。 今日のシンポジウムは、それぞれの立場でさまざまな提言をされ、 非常に興味深い内容になったと思います。 残念ながら、すぐそばで連携できるという距離ではありませんが、 全国で同じような思いを持ち、在宅で活動している人たちとの出会いは、 大切にしたいと思います。 そういえば、帰りには同姓同名の江頭典江(えがしらふみえ)さんと出会いました。 なかなか珍しいですよね。
by peach-atsugi
| 2010-01-24 21:01
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