神奈川県三崎保健福祉事務所主催の研修会にお邪魔しました。
研修会のテーマは上記です。
有料老人ホームや特養、病院など高齢者に関わる施設で働く栄養士以外にも
保育園で働く保育士など、さまざまな職種の方が集まってくださいました。
風のとっても強い日で、思わず浜松の「空っ風」を思い出すほど。
そんなことを考えながらふと会場に目をやると、病院時代の先輩がいらっしゃいます。
そうだ、この地域で勤務されていたんだった・・・。
先輩は、私が新人時代の初めてのフロアのサブリーダー。
講義の前に、お互い目でご挨拶。
講義では、演習を取り入れながら、
咀嚼や嚥下の発達や障害についてお話ししていきます。
栄養士の参加が多い研修でしたが、栄養管理や食事形態の工夫についての話ではなく、
機能評価やアセスメントを重視します。
なぜなら、栄養士がキッチンフロアに出向いても、
「利用者さんのどこをみていいのかわからない」とよくご質問を受けるからです。
「利用者さんのどこを見ていいのか分からない・・」
栄養士がそんな状態では、適切な食形態など決定できるはずがないはず。
『適切』だというその根拠が全くみえないからです。
保育士さんが参加される中、
成人だけではなく、お子さんの発達の様子もお伝えしました。
『ごはんしか食べない』
『すぐ遊び始める・・』
『丸のみしちゃって、全然噛んでくれない』
子どもの性格だから・・・と片づけてしまわないで、
食環境により影響を受けてしまっているという現状をお話し、
しっかりとしたアセスメントのもと、環境を整えるということが
食育の一つであると考えています。