今日は、神奈川県立保健福祉大学実践教育センターが主催する
高齢者の摂食・嚥下障害支援過程の最終日。
参加者は先月から週に一度くらいのペースで5日間の研修を行い、
今日は8グループに分かれて検討された事例の発表会です。
この研修は、単に各専門職から講師が講義や演習を行うだけではなく、
自分たちが事例を提示し、それに基づいて評価とアプローチを展開します。
グループごとの発表では、他職種が混じった中で、
急性期、慢性期、維持期と病院や施設、在宅からさまざまな事例が展開されました。
私は、他の講師の先生とともにその事例のコメンテーターとして参加し、
それぞれの事例に対し、発表された事例の疑問点やまた違った視点などについて
発言しました。
毎年お邪魔している研修ですが、なにより面白いのがこの事例検討会。
参加者もさまざまな職種が参加しているからこそ、
いろいろな質問が出て、参加者がお互いによい刺激になります。
また一人の人を、自分の専門だけではなく、
トータルで食を支援するという視点でみれるのもとても勉強になるのだと思います。
5日間の研修とは言っても、たった5日間。
個々の事例展開を見ていると、しっかりと学べた人もいれば
もっと繰り返し勉強しなければ厳しいかなと思える人がいたことも事実。
嚥下障害はやればやるほど、奥深いです、と発言されていた方の言葉が印象的でした。
そして夜は厚木市内の特養での職員研修。
19時からの研修予定に18時半過ぎには100名程度ほぼ全員がそろい、
すごく熱い熱気で私を待っていてくださりました。
研修会は、講義とデモを中心にあっという間の1時間でしたが、
講義中の職員の反応や目の輝きは強く、質問も積極的に出て、
この施設は本当にすごいぞ・・・と大きな期待を持って帰宅しました。