カテゴリ
以前の記事
2023年 09月 2023年 07月 2022年 06月 2021年 07月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 04月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 03月 2018年 02月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 タグ
検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2009年 05月 24日
パルマローザのセミナーに参加された栄養士さんの中には、
嚥下障害はあまり分からないけれど、普段は離乳食に少し関わっている・・ という栄養士さんもいらっしゃいました。 咀嚼や嚥下について、いろいろな演習をとりいれてお話ししましたが、 離乳食に関わっている栄養士さんもいらしたことから、 単に高齢者の嚥下障害の話をするのではなく、 離乳期のお子さんの咀嚼や食環境についても例に出し、 お伝えしました。 病院や施設の栄養士さんは、 高齢者の嚥下障害の例え話で、 「ふん、ふん」と相槌され、 離乳食などに関わっている栄養士さんは、 離乳期の話でよく反応されます。 これらには共通点も多いのですが、 少し異なるのは、 高齢者は、一度獲得した咀嚼や嚥下機能が、加齢や病気などで障害するもの、 離乳期は、咀嚼や嚥下機能の正常な発達過程ということ。 また高齢者は疾病により嚥下反射そのものに障害があることがありますが、 子どもたちは、おかあさんのおなかの中にいる胎児のときすでに、 羊水を飲み、嚥下機能は獲得しているのです。 脳の中でも呼吸と同様に嚥下の中枢は、 脳幹部ですからね。 私が講義の中で、「食具を8ヶ月くらいからでも持たせちゃいますよ」 と話したことで(これは食具を使うというより、手に持っているという感覚を脳に入れるということ) ある栄養士さんから 「手づかみ食べは3歳までいいのではないのでしょうか」 「そんなに早くから食具をもたせるのですか」 という質問を受けました。 確かに手づかみ食べは、大事な発達の過程。 しかし、それを伝えるために、 「手づかみ食べをしましょう!」と食具を持たせずに、 手づかみ食べを進めてしまうのは、少し違うように思います。 個々により発達は異なり、2歳で上手にスプーンで料理をすくい、 手が出ずに食べられるようになっているお子さんもいます。 早く食具をもたせ、その感覚を得ている子ほど、 手づかみ食べの時期が短く、きちんと食具を使えるようになります。 もちろん咀嚼も含めそれぞれの発達も月齢で一律に当てはまらないことも少なくありません。 高齢者も子どもも、個々の機能をしっかりとみないと、 その関わり方の方向性がずれてきてしまいますね。 『栄養士のための離乳食講座』 こんなテーマのセミナーもどこかで企画したほうがいいかな、などと頭をよぎりました。
by peach-atsugi
| 2009-05-24 22:35
| 研修会
|
ファン申請 |
||