今日、ある利用者さん宅で、食事場面を評価。
初回、一口食べていただいた時点で、
車椅子に乗ったその利用者さんの口からはぼろぼろと食べ物がこぼれ、
次を食べようと口を開けると、そのほとんどを食べこぼしてしまう・・・。
そんな利用者さんの3回目の訪問。
姿勢は80度リクライニング、ティルト機能を併用。
一口量や食事介助のポイントを伝えただけで、
その後は全く食べこぼさなくなりました。
今日は、食後の口腔ケアと口腔リハビリについて。
うがいもうまく出来ず、飲み込んでしまう・・・。
飲み込んでしまうから、その後むせて大変、という介護者。
たしか、初回のときは、口腔ケアの意識はほとんどなく、
1日1回義歯を薬液につける、というだけのものでした。
今日はうがいから確認。
当然、姿勢、コップの水の量、口に含む水の量など細かい部分を確認しながら助言しました。
食事、食事介助、飲水介助、口腔ケア、口腔リハビリ、と今日は盛りだくさんでしたが、
最後に、介護者からひと言。
『栄養士さんがきてくれるっていうから、食事や栄養面のアドバイスが聞けると思っていたけれど、
こんなことまで教えてくれるんですね。
食事について、ぜーんぶ完結できて、ありがたいです・・。』
確かに、専門はそれぞれある。
でも、「食支援」となれば、トータルで支援していく必要があります。
ある程度完結し、その場で対応してくる・・・。
そんなスキルをもっていると、在宅食支援はうまくいくかも。