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2010年 09月 02日
栄養学雑誌10月号で、4月に中央法規出版から出した
「チームで実践 高齢者の栄養ケア・マネジメント」についての書評をいただきました。 書評をしてくださったのは、 青森県立保健福祉大学健康科学部栄養学科の吉池信男先生。 今まで全く面識のなかった吉池先生から、突然連絡をいただき、 「とてもよい書籍で、私が書評をさせていただくことになった」と 事前に文章まで送っていただきました。 実は、日本栄養士会の介護予防関連研究に 私は今年度の研究から参加させていただくことになり、 先月初めて先生にお会いすることができました。 人の「縁」とはほんとうにおもしろいものです。 以下、新刊紹介の掲載文の全文である。 ******************************** 『高齢者の栄養ケア・マネジメントの実務に携わる管理栄養士のみならず、 「人」に向き合う役割を担うすべての管理栄養士とその学生に進めたい本である。 序章の「『食』を通したチームへの挑戦」が出色である。 そこに書かれていることを「当たり前のこと」と思う読者も少なくないかもしれない。 しかし、そこに共鳴し、感銘し、 自分自身の明日のエネルギーに変えていくこともできる感性を持ち続けていたい。 「明日も明後日も、元気でいきいきと利用者さんたちが過ごしていただくために、 管理栄養士として何ができるかをもう一度考えてみたい。 そんな思いでこの本を執筆することに決めました。」 という、著者の思いに包まれながら、本書を読んでいただきたい。 また、介護保険施設などでの栄養ケア・マネジメントの現場がかかえる 「なぜうまくいかない?どうすればうまくいく?」という問題に対して、 系統的に課題を分析、整理し、その解決にむけての一歩を踏み出すための 具体的な22のポイントをわかりやすく示している。 その中で、「ケアマネジャーの視点」が随所に登場し、 「チーム」の中での管理栄養士の姿が、立体的に浮かび上がってくる。 より各論的・具体的な事例については、125項目のQ&Aで丁寧に解説がなされ、 22のポイントとの関連も親切に示されている。 栄養ケア・マネジメントの6つの展開事例も含めて、 チームケアの一員として専門性を発揮することが求められる 新しい管理栄養士の卒前の教育においても、貴重な教材となることを確信する。 「『生かす』ためではなく、『生きる』ための食を」 という著者の哲学が、世の中に広がっていくことを願っている』
by peach-atsugi
| 2010-09-02 06:26
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