今日は、63回目の厚木栄養サポート研究会。
ずっとずっとやりかたった上記テーマでの研修会が実現しました。
講師は、新宿で開業されている五島朋幸先生。
テーマと講師の効果で、いつもの栄養士以外にも歯科関係者も多く参加されました。
先生からは、「生きること、食べること」というテーマで、
在宅歯科診療を始めたきっかけから咀嚼や嚥下機能の評価など幅広くお話しいただきました。
スライドでは、患者さんがどんどん変わっていく様子を示され、
参加者のインパクトは大きかったようです。
それでも、最後のアンケートでは、
『自分のできる仕事を現場で示す』
『マニュアルでは人は動かない。この人についていこう!と熱意をもつことの大切さを』
『教科書では何もわからない。現場の大切さと先生の情熱が響いた』
など、咀嚼や嚥下の知識ではない先生からのメッセージが
しっかりと参加者に届いていたのではないかと感じました。
セミナー終了後、美味しいお酒とともに課題授業。
白身魚の野菜あんかけ、揚げ茄子の煮びたしなどを食べながら、
プロセスモデルの混合嚥下について、体験していただきました。
白身魚と茄子の硬さの違いを感じつつも、あんかけのアンとともに口に含むと、
先生は目を丸くしました。
「アンだけ、先に飲み込んじゃうね・・・」
2人で大笑いしながら、咀嚼と嚥下、食べる機能の低下と食形態について、
そして歯科と栄養士がどんなふうにコラボレーションできるかについて、
思いっきり語り合うのでした。