今日は、月に2回の介護認定審査会の日です。
介護認定審査会は、
医療、保健、福祉の各分野の専門職で構成され、
今日の合議体は、医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、社会福祉士の5名でした。
この5名は同じメンバーで月に1回審査会を開きます。
このような合議体がいくつもあり、介護認定審査をこなしていきます。
4月から制度改正があり、審査の項目や判定の仕方が若干異なっていました。
今日は、新しい認定審査方法にのっての初めての審査会です。
新しく項目が以下のようにまとめられ、
これらのひとつひとつに介助の手間がどのくらいかかるか、ということをみていきます。
1.身体機能・起居動作(麻痺等の有無、寝返りや起き上がり動作等)
2.生活機能(移乗や移動、食事摂取、排泄、清潔等)
3.認知機能(見当識や短期記憶等)
4.精神・行動障害(昼夜逆転や収集癖、作話等)
5.社会生活への適応(服薬や金銭管理、集団への適応等)
審査会では、一次判定ではコンピューターが判定したものを確認し、
機械的に判定されたものが実態の介護状況にそぐわないものについて、
医師の意見書や調査員の特記事項を参考に、介護度をあげたりさげたり調整します。
新しい項目とともに、この2次判定の調整、国としてはあまり修正してほしくない、
という意図があるようですが、どうでしょう。
今回からまたこの修正作業が若干異なりました。
一次判定自体も、軽く出る傾向にあり、介護保険を利用する利用者さんにとっては、
また一段と厳しい結果となってしまうようにも思います。
救われたのは、経過措置という対応があり、あまりにも異なった結果が出た時には
前介護度で通すことができるということ。
国もあれこれと知恵を絞っているようですが、
現場は混乱するばかりです・・・。